専業の弊害が

播州織物も昔は農家の閑散期を利用しての織物でしたが、やがてガチャマン(ガッチャマンではありません。景気の良い時代を形容してガチャと織るだけで万札が入ってくることからそう呼ばれたそうです)の頃から高速機を導入し織物やその関連に専業し始めました。景気が良い時は良かったのですが景気の減速や中国パワーの台頭で廃業に追い込まれる方が加速度的に増えています。もし、昔のように農業と兼業で自らの技術をベースにこだわりの織物を続けていれば無理しない範囲で継続できてるのかも。まさに「専業の弊害」に。

現在麻を植えて実からオイルや茎から繊維を収穫しそれを活用する試みを「ASABAN」ブランドとして始めたのも農業と織物業両方の活性化をめざすからです。